出産祝いのマナーなど祝儀の金額やのしの書き方を解説

出産祝いのマナーについて

お祝いギフトを贈る時期について

出産祝いの品を渡すのは、「お七夜」と言われる、赤ちゃんの誕生7日目に持参するのがしきたりでした。

しかし、現在はほとんどの人が病院で出産する為、退院後2~3週間過ぎた時期、産婦の疲れがとれたころに持参、または宅配便で送ります。

出産祝いは、必ず出産の報告を受けてから贈るようにします。妊娠の報告を聞くと、いち早くお祝いしたくなるものですが、不幸にして流産や死産となった場合に、お祝いを贈るのはたいへん失礼になります。

たとえ予定日を知っていても、母子ともに無事の報告を受けるまでは、むやみに連絡をしたり、お祝いを贈ったりすることは控えましょう

出産祝いは、生後7日~1ヶ月までに贈るのが基本ですが、直接渡す場合、出産直後は母体を気遣い、肉親以外は産院を訪ねないようにします。

訪問の時期について

産後1ヶ月ほどたって、母子ともに落ち着いてから訪問するのがベストです。

相手の都合を聞き、訪問は短時間で切り上げてください。

風邪気味での訪問や喫煙はもちろん、赤ちゃんをさわったり抱っこしたりするのもなるべく避けるようにしてください。

☆プレゼントやご祝儀の郵送

訪問できない場合は、手紙を添えて発送していただいても結構です。生後2~3週間までか、遅くても1ヶ月までには贈るようにします。

ご祝儀の金額の相場について

出産祝いに商品券や現金を贈る場合の金額の目安です。贈る側の立場や年齢により、若干金額が変わってきますのでご注意ください。

☆親から子供への金額の相場

親の相場・・・3万~5万(親の年齢は関係ありません)

☆兄弟への金額の相場

こちら側の年齢:金額の相場

20代:1万円~2万円

30代:1万円~2万円

40代:3万円程度

50代以上:3万円程度

☆友人への金額の相場

こちら側の年齢:金額の相場

20代:5千円~1万円

30代:5千円~1万円

40代:1万円~1万円5千円

50代以上:5千円~1万円

おすすめのプレゼントについて

出産祝いのプレゼントには以下のようなものがオススメです。

☆ベビー服、おもちゃ

服は赤ちゃんの成長を見越して、大きめのサイズを選ぶ。母親の好みもあるので、無地などが無難。おもちゃは赤ちゃんの年齢に適した安全なものを。

☆紙おむつ、ガーゼ

いくつあっても困らない消耗品は、なかなか買い物に行けない母親にとって大助かり。ただしメーカーなどにこだわりがある人もいるので、事前に確認を。

☆花、アクセサリー

出産を終えた母親へのプレゼントも喜ばれる。もちろん、香りのきつい花や、菊やユリなどの弔事に使われる花は避けて。アクセサリーは好みに注意。

☆赤ちゃんの食器

赤ちゃんの離乳食の食器セットなどのほかに「銀のスプーンをくわえて産まれた子は幸せになる」との言い伝えから、シルバースプーンなども人気。

☆ベビーカー

ベビーカーも最近の人気。すでに手配ずみの場合や好みのものがあるかもしれないので、必ず相手の意向を確かめるように。

☆プレゼントの金額の相場

出産祝いのプレゼントを贈る際の金額の相場は、以下の通りです。

お互いが若い場合・・・5千円

自分が目上の場合・・・1万円

二人目への金額の相場とプレゼントについて

第2子以降も引き続きお祝いを贈るのがマナーです。

お祝いの金額も平等なのがベストですが、経済的に負担になるようなら、第1子の4分の3から3分の2程度でも構いません。

お金ではなく、品物を贈る場合ですが、2人目、3人目のともなると、いろいろお下がりもあると思いますので、重複しそうなものはできるだけ避け、肌着類やバスタオルなど、頻繁に洗濯して消耗しやすいものを、新たに用意してあげるとよろしいでしょう。

ご祝儀袋の書き方について

出産祝いに現金や商品券を贈る場合の祝儀袋の表書きや名前の書き方になります。

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「御出産」「御出産祝」「御出産御祝」など

表書き/姓名:上書きよりやや小さめの字でフルネーム

出産祝いののし

内祝い(お返し)のマナーについて

☆時期について

出産祝いをいただいた人へのお礼は、生後1か月のお宮参りの前後に内祝いとして贈ります。

☆相場について

金額は、それぞれもらったお祝いの半額程度としても、もらったお祝いの多少にかかわらず一律同じものとしても、どちらでも構いません。

☆職場への相場

または、上司など目上の人にはいただいた額の3分の1程度、後輩には半分よりやや多めにするなど、ケースバイケースで使い分けてください。

相手がまだ独身の場合には、その人の結婚祝いに額を上乗せするという方法もあります。

会社からお祝いをもらった場合は、お返しは不要ですが、「○○一同」などの形で個人から金銭が出ている場合は、お菓子のようなものでも構わないのでお返しをします。

☆内祝いの品物について

昔は、内祝いとして、紅白もちや赤飯、千歳飴、かつお節、紅白の砂糖などを送りましたが、現在ではいくつあっても困らないような実用品を選ぶことが多くなっています。

例えば、毛布、シーツなどの寝具、タオルセット、石鹸など。

ほかに、調味料、コーヒー、砂糖などのセットなどもいいでしょう。

場合によっては、タオルセットにかつお節をつけるなど、組み合わせて贈ることもあります。

☆内祝いの品を宅配する場合

正式には持参するのが原則ですが、現在では、仲人や特に世話になった人以外には託送でも構いません。デパートなどからの直送も可。

デパートなどから宅配する場合は、内祝いを送ったことをお知らせする手紙を、品物が届く前に着くように出します

その際、「いただいたお祝いの品といっしょに写る赤ちゃんのスナップ写真」を同封し、近況を書き添えたりすれば、感謝と喜びの気持ちがより一層伝わるはずです。

☆のしの書き方について

水引:紅白の蝶結び

のし:あり

表書き/上書き:「内祝」

表書き/姓名:子どもの名前で(読みにくい場合はふりがなもつける)

「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より

「冠婚葬祭実例大事典」

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